原作は23巻を持って完結しましたが鬼滅の人気はアニメの力が大きいので二期を予想すると今後もっと盛り上がるはず。
何と言っても現時点の映像化では鬼殺隊最強の剣士である柱が義勇としのぶ以外は僅かな出演と、煉獄さんが映画で出演しているだけです。
人気の高い、義勇・無一郎・しのぶのエピソードどころか出番が全体をとおしてほぼない上、他のメンバーもアニメの作りこみ次第で人気爆上げも間違いなし。
特に技についてはアニメ映えが期待されます。
善逸の雷の呼吸「壱ノ型 霹靂一閃」のアニメ映えが凄いので霞の呼吸と風の呼吸あたりの演出なんか特に気になってしまいますし、上弦の鬼たちの血鬼術も猗窩座や童磨あたりは人気に繋がりそう。
もちろん善逸の「漆の型 火雷神」はまたファンが増えるでしょうね。
更に小説も出ていますし、スピンオフの出版とそれの映像化にも期待です。
※※ここから先は原作のネタバレを含むのでご注意ください※※
作中存命の柱
殆どの柱が戦死してしまったため、23巻ラストでの最後の柱合会議は水柱の義勇と風柱の実弥だけになりました。
原作序盤の炭治郎、禰豆子の処遇を決める柱合裁判で9人全員が揃っていてとても華やかだったのに対して、2人だけになった柱合会議はとても寂しいものがありました。
初期のフルメンバー9名中、引退した天元と先ほど紹介した義勇と実弥以外が亡くなっています。
無限城での戦いを見ると天元は万全の状態でなくてもいてくれたら助かったのにと思わずにはいられない厳しい戦いでした。
煉獄のお父さんだって1年ちょっと前まで現役の柱だったんだし(当時から鍛錬を怠っていたにしても)産屋敷邸は愼寿郎だけで十分でしょ。
ちょっと高齢ではありますが元水柱の鱗滝さんもいますし。
上弦の鬼がくるわけではないので下弦程度(しかも寄せ集め)なら今の愼寿郎でも戦えそう。
なぜこの二人が生き残ったのか
生き残ったメンバーに対してより、何故5人も死ななければならなかったのかと最初はトラウマになりました。
しのぶについては死んで姉のカナエに会うと言う以上に、童磨を倒すにはしのぶの死は必須のため回避は不可能かと思われる。
無一郎についてはせめて無惨戦に参加してほしかった。
義勇が生き残るのは想定内でした。
1話から登場して、炭治郎らかまぼこ隊と同じく主要メンバーであると読者も認識していたので生き残ると予想してた人は多いんじゃないでしょうか。
無惨があまりにしぶといのでもしかすると自分が姉や錆兎にされたように炭治郎を庇って死ぬと言うストーリーも予想されましたがその役割は何の縁もない伊黒さんがやってくれました。
そしてもう一人の生存者である実弥。
何で実弥が選ばれたのかは凄く謎でしたが実弥が死んでしまうと、世界一優しくて大好きで死なせたくないお兄ちゃんと言って死んでいった玄弥が浮かばれない。
あと、炭治郎や禰豆子と和解できていないけどこの点については遺書に書いておけばクリアできる。
もちろん最後の禰豆子の頭をナデナデする優しい実弥にほっこりするので必要ではあったけど。
21歳組で、仲の悪かった義勇と実弥の二人が残ることで、同じ鬼殺隊最高位の柱同士で唯一の生存者同士、今後は良き話し相手となって25歳を迎えるその日までたくさん話をしてお互いのことを知って共に生きていくにはいい組み合わせかも知れません。
そして先に25歳を迎える方を看取って欲しい。
誕生日は義勇が2/8で実弥が11/29。
ストーリーは梅の咲く季節なので実弥の方が先に25歳になるのかな?
1/1時点で年齢をカウントしているのであれば義勇が先に25歳になるしどちらが先に誕生日を迎えるかは分からないけど。
童磨にはどうやったら犠牲なしに勝てたか
童磨は対人間には攻略がかなり難しい血鬼術の使い手で柱3人がかりでも厳しいくらい強いと思います。
童磨の霧状になった血の散布で肺が壊死してしまう初見殺しの技は単独では寒くても肺が凍らない竈門炭十郎の神楽でしか勝てないんじゃないかな。
冗談はさておき、吸い込むと肺が壊死するため、近づけないので遠隔技のある風の呼吸の実弥とパワーの悲鳴嶼さんでならもしかすると倒せる可能性もあるかも知れません。
しかし、この二人を童磨戦にあてがうと黒死牟戦に間に合わない上に、到着した際には既に童磨によって体力を相当削がれているので黒死牟に勝てる見込みが薄くなります。
上弦の鬼たちの次に本番の無惨戦があるので柱上位の二人はやはり一番強い黒死牟戦に温存したいところ。
天元が参加したとして、譜面を完成させることができて、無一郎とカナヲと伊之助の4人だったらしのぶの毒がなくても勝てたかな・・・。
天元の譜面による攻略法があったとしたら、霞の呼吸・漆の型 朧を使って更にカナヲと伊之助がサポートしていつの間にか童磨の目の前に現れた無一郎によって頸を落とされる・・・とか。
いや、朧は凍て曇と紛らわしいから無一郎は対童磨戦に不向きかも。
譜面はなくてもいいような気もしてきたけど、何かあれば天元は大柄なので身を挺して粉凍りや扇からみんなを守ってくれるだけでもいい。
しのぶか彼岸朱眼を使用したカナヲが赫刀を発現させたらそのスピードで頸を落とせる可能性があるけどしのぶは力がないし、カナヲはそこまで実力がないので赫刀は無理でしょう。
もし、しのぶが童磨戦で死なずに済んだら戦闘よりも隊員たちの治療に回ってほしいな。
黒死牟戦の戦闘計算式・譜面を考えてみる
天元の譜面がお気に入りなわけではありません。
この戦いでの犠牲は無一郎と玄弥。
勿論、この二人がいないと黒死牟は攻略できなかった。
あと実弥の右手の人差し指と中指の欠損もこの戦いのもの。
実弥に関しては無惨戦ではどこも欠損していないのですが、それは黒死牟との戦いで殆どの力を使い切ってしまって無惨戦では最初こそ勢いはあったものの後半は眠っていたため(本人もここ悔やんでる)伊黒さんのように一番過酷な時に突っ込んでいなかったので助かってる。
父親譲りの体が頑丈なのもあるけど。
月の呼吸と相性良いのはやっぱり風の呼吸。
公式で煉獄さんから見た柱の評価に『風の呼吸の技術を一段押し上げた』と言われています。
歴代の風の呼吸の中でも実弥は最強の風柱かも知れないですね。
さて、黒死牟の戦い方は元武士、元鬼殺隊員(始まりの剣士の一人)なだけあって身のこなし方が武士そのもの。
鬼は傷を負ってもすぐに再生するので童磨や猗窩座もそうですが、ざわと攻撃を受けに行く鬼が多い中、黒死牟はまず避ける。
無一郎に関しては鬼にするつもりだったので容赦なく左手を切り取ったけど(鬼なら再生するので)、鬼にするつもりがなければ傷はつけても欠損などの戻せないケガは負わせなかったんではないでしょうか。
14歳にして柱であり、霞の呼吸も練り上げられたものではないけど経験を積めば柱上位は間違いないと黒死牟もセンスを感じ取っていたし。
ただ、無一郎も痣が出ているので25歳で死ぬことを自分が避けた経緯から無一郎の死を回避させるために鬼にしようと思っただけかもしれませんが。
元武士、元鬼殺隊員と言うことで理性を取り戻せれば自分の子孫である無一郎には手が出せなかったはず。
原作の流れでは死んだらその時は仕方ないと言って、子孫を死なせた過ちに気づくのは自分の死の直前ですが。
黒死牟については強すぎて人間の心を取り戻す以外に攻略方法がないので柱を更に投入するほか結末は変えられそうもない。
ありえないけど、珠世さんみたいに無惨の呪いを解除して、支配から逃れて味方について最後犠牲になって死んだら美しいのに。
そうすれば黒死牟戦での犠牲者無し、無惨戦での犠牲者少数に押されられるのに。
無惨と黒死牟(巌勝)の戦いとか見てみたかった。
さらに、見た目が珠世みたいに人間っぽくなって縁壱と見間違えて無惨が一瞬怯むみたいなシーンがあったら面白いのに。
最後まで『鬼滅の刃』において、柱は最強の剣士で重要な役割だった
炭治郎たち、かまぼこ隊の成長が凄まじく、今までのジャンプの漫画にあるように最強の剣士である柱をも最終的にごぼう抜きするんじゃないか?と邪推していましたが最後まで鬼滅の刃において、無惨を倒すのは柱が頼り、主人公の炭治郎よりも柱の方が最後まで強いと言う設定。
これはとっても大事。
炭治郎でさえ、猗窩座との戦いで「柱に近い力」と柱を基準にしてそれでも届くかどうかの実力であった。
だからこそ柱はとても人気があり、お館様が言う「柱は尊敬される」と言うもの。
一貫して最強の剣士が最後まで最強と言う納得の行く設定を貫く数少ない漫画。
100年後に受け継がれた輪廻転生と子孫たち


亡くなった柱たちはそれぞれ転生し、生き残った柱の義勇と実弥は子孫が登場しています。
元柱の天元は嫁が既に3人いたのと痣の発現がなかったので寿命に制限がないため、子孫がいるのも想定内。
義勇と実弥はその性格と21歳であったことで寿命が残り4年と、とても短いことからそのまま独り身で終えたのではと思われがちですが、その後を描いている100年後の現在に二人にそっくりな登場人物が!!
それはスイミングスクールに通う男の子の義一くんと警察官の実弘であり、二人は義勇と実弥の子孫と表記されています。
義勇についてはしのぶとくっついて欲しかったファンが多いようですがワニ先生はその組み合わせには絶対にしたくなかったのでしょう。
なんせ、しのぶの転生と義一くんが高校生と小学生と言う年の差なので現代でもくっつけようがないように考えて年齢を設定したんだと思いました。
生き残った二人には転生ではなく子孫がいて良かった、亡くなったみんなが生き残った仲間の幸せを願っているのにわざわざ4年しか残されていない人生を寂しいものにしてほしくない。
心に傷を負っている、腕や指がない、あと4年で死ぬと言う枷があるものの以下が個人的な解釈です。
- 柱であった頃の給料は無限であったのでお金には困らない待遇であった。
- 鬼殺隊解散後は産屋敷家から年金のようなものが拠出されていたのではないか。
- 高身長、強い、イケメン
- 鬼殺隊員、刀鍛冶の里の人からは憧れの鬼殺隊最高位の『柱』
あんなケガを負わせて、解散後にポイとは考えにくいので特に元柱には年金の名目でかなりの金額の支給はあったと思いますので金銭的に苦労はしていないはず。
それに二人の性格上、家庭を守る良き夫になりそうだし、背も高くて体格もいいのでモテると思います。
かまぼこ隊と違って相手が分からないのでモヤモヤするんだと思いますが原作で絡みのある人物がいない以上、仕方ないですが腕がなかったり、指がないこともあって相手は元鬼殺隊員か刀鍛冶の里の娘と予想します。
柱に会うには柱になるしかないと蜜璃ちゃんが言っていたとおり、今までお目にかかることができなかった雲の上の存在である水柱様と風柱様と言った風に尊敬の地位にいるため嫁が探しやすいと思いました。
二人とも押しに弱そうなのですぐに相手は決まりそう。
家族思いは間違いないですし。
しかし、まもなく余命が来てしまうので、死後は産屋敷家が援助してくれるでしょう。
そもそも鬼殺隊員は死を覚悟して任務しているにしても家庭を持っている人が少ない。
お館様(耀哉)も23歳にして8歳の子供がいるのだからせめて柱については適齢期で結婚させるのが時代背景から言っても自然。
死と隣り合わせの任務であり、柱は忙しいとは言っても歴代の炎柱は子孫を繋いでいっていますし。
そこをあまり不自然にしないためにみんな年齢が若いのかも知れませんが。
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