【鬼滅の刃】小説第3弾『風の道しるべ』感想

鬼滅の刃
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JUMPjBOOKSから2020年7月3日に発売された鬼滅の刃の公式スピンオフ小説です。

漫画原作の吾峠呼世晴先生監修の元、矢島綾先生によって書き上げられた小説です。

『風の道しるべ』とのタイトルの通り、風柱である不死川実弥が柱になる前のストーリーになっています。

他にも複数話の話が掲載されています。

※※本誌の内容も含めてネタバレをふんだんに含みますのでご注意下さい。※※

流れとしては、

①全体の目次

風の道しるべ全編の内容ついて

③気になったところ

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風の道しるべ 目次

第一話 風の道しるべ

第二話 鋼鐵塚蛍のお見合い

第三話 花と獣

第四話 明日の約束

第五話 キメツ学園物語

鬼滅の刃の小説を読むのはこれが初めてです。
ネタバレしたくなかったので一般的な評価は知らずに読みました。
あくまでも個人的な感想ですので読み間違いもあるかと思いますがご容赦ください。

<全体の感想>
鬼滅の刃のあの世界観は漫画でないと想像が難しいですね。
そこを細かい表現で読者の想像力に任せるのが小説ですが、書き方は好きな方ではありませんでした。
1話当たりのページ数に限りがあるためか平凡な流れで特に意外性が少なく退屈と言った感じ。
漫画か映像で見ればまた違ってきそうなのでできれば外伝で漫画かスピンオフアニメになるといいなぁと思いました。

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第一話 風の道しるべ

公式HPにあらすじが掲載されています。

風柱である不死川実弥が柱になる前の話です。

  • 鬼殺隊入隊前の話
  • 鬼殺隊入隊後の話
  • 共同で鬼狩りに向かう話

日輪刀の存在を知らないところからスタートしますが、実弥が無茶な鬼退治を個人で行っていた時に出会う鬼殺隊員との出会いから共に『柱』を目指す話で漫画19巻に少し載っているエピソードのスピンオフになります。

登場人物の紹介
粂野匡近(くめのまさちか)
鬼殺隊員で風の呼吸の剣士。
不死川実弥がまだ単独で鬼狩りをしていたころに出会い、自身の育手を紹介し、鬼殺隊に入隊させてた人物で兄弟子にあたる。
明るく、優しく、いつも屈託のない笑顔で実弥を気にかけ続け、最初は鬱陶しく思う実弥と段々と打ち解けていき兄弟のような関係に。
匡近は実弥とどちらが先に「風柱」になるか競いだし、階級がお互い「甲」になったころにある屋敷で人が次々に消えると言う情報により実弥と共に任務にあたることになった。

実弥は鬼殺隊入隊前は鬼になって弟たちを喰い殺した母親を倒したことで弟の玄弥から「人殺し」と言われて唯一の家族だった玄弥とは別々の道を歩むことになります。

実弥は唯一の家族である玄弥には平和な世界で家庭を築き、母や兄弟たちの分も幸せになって欲しい、そこには鬼は決して近寄らせないと言う玄弥への愛情と鬼への憎しみによって鬼狩りを始めることになります。

実弥の鬼退治の方法は大量の武器を持って、日が登ったら焼き殺すと言う無謀な方法。

日輪刀がない状態で訓練を受けていない一般人がそのような方法をとると最終的には『死』しかありませんが実弥は稀血の中でも更に希少な血を持っており、敵の攻撃自体がカウンタートラップとなり、鬼を酩酊させていたため何とか命だけは繋がりました。

しかし、そのため体は傷だらけ。

そこである日いつものように鬼狩りをしていたところで出会ったのが鬼殺隊員の粂野匡近です。

匡近は風の呼吸の使い手で、実弥に自分の育手を紹介します。

育手のことについては詳しい紹介はありませんでしたが恐らく元柱と言うわけではないのでしょう。

柱経験者の育手
★冨岡義勇、竈門炭治郎は元水柱の鱗滝左近次
★煉獄杏寿郎はほぼ独学で初期は炎柱の煉獄愼寿郎
★甘露寺蜜璃は炎柱の煉獄杏寿郎
★我妻善逸は元雷柱の桑島慈悟郎
獪岳が言っていたように柱経験者に教えてもらえるのは貴重なこと。
個人的には刀を握って2か月で柱になったと言う無一郎に育手が存在したのかが気になります。

そして、実弥は風の呼吸を習得して鬼殺隊に入隊しますが稀血に頼った戦い方が多く、常に怪我が付き物であるため、蝶屋敷で治療を受けます。

手当をしてくれるのは胡蝶カナエ(しのぶの姉)。
※カナエは17歳で亡くなる際の階級は花柱でしたが、この時点ではカナエはまだ柱ではありません。
 柱になったのは実弥よりちょっと早いくらいだと思いますので『甲』でもない一般隊士の時のはず。

カナエの手当のあと、部屋を出ると匡近としのぶが岩柱・悲鳴嶼さんのことをネタにして盛り上がっています。
※この時点で悲鳴嶼さんと宇随天元は既に柱。

そこで実弥はしのぶの容姿を誉めつつ、姉妹で鬼殺隊とは珍しいと前置きして、自分だったら絶対に大切な弟を死と隣り合わせの鬼殺隊には入れないとカナエを批判するような感想を述べています。

実弥の治療が終わるのを待っていた匡近と帰って行くのですがこの時点では実弥はまだ匡近が苦手でなぜ自分に付きまとうのかと鬱陶しく感じています。

ここで匡近が早く『柱』になりたい。
柱になったらモテるしと、どちらが先に風柱になるか賭けようと提案します。

この時点で実弥の方が匡近より腕が立つようで稽古で勝負をしても実弥が圧勝しており、兄弟子の面目が!などの描写がほっこりです。

159勝42敗6引き分けと圧倒的に匡近が負けていますがあの強い実弥から3回に1回くらいは勝てるのであればある程度は強いはず。

匡近によって先に柱になった方が牛鍋を奢る話になります。

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———————————— 数年が経過 —————————————

お互いの階級が鬼殺隊階級最上位「甲」(柱になる資格のある階級)になったころ、久しぶりに実弥と匡近が一緒に任務にあたることになる。

それはある屋敷で次々と子供たちが消えると言う情報。

何人かの一般隊士が向かうも、3人を除いて消息が途絶えており、帰還した3人に聞いても「何もなかった」との報告でのみであった。

既に一般隊士を投入し、今回は階級「甲」を向かわせるため、ここでダメだったら次は柱の出番とのこと。

——————————– 共に任務へ向かう ———————————-

鬼の報告のある屋敷へ二人で到着し、館の中に入って行きます。

しかし、二人で同時に入ったのにお互いの姿が無くなり、匡近は室内を探し回って屋敷の外に出ます。

屋敷を出て外からも確認していると、記憶も曖昧で本当にここには実弥と一緒に来たのかと意識も怪しくなる。

これは鬼の血鬼術か。

そこへ屋敷に人が住んでいた時のことを知る老人が通りがかる。

話を聞くと、ある令嬢の弥栄(やえ)と言う女性が早くに両親を亡くし、役者のような容姿の穏やかそうな男性と若くして結婚。

一人娘の紗江(さえ)と3人で暮らしていたが夫は弥栄が両親から譲り受けた骨董品を売った金で賭け事や酒に溺れて湯水のごとく使い、妻子はいつも傷だらけだったと言う。

ある日、大雨の翌朝に夫が近くの川で溺死しているのが発見されたが、前日の大雨により足場の悪い状況から、足を踏み外して川に転落した事故ではないかと言う。

残った妻子は娘の紗江が病にかかり、母の弥栄は献身的に看病を続けていたがとうとう紗江は10歳を迎える前に亡くなった。

紗江の葬式が終わってすぐのこと、庭に埋葬された紗江の遺体が掘り起こされていて、そこには着物のみが残っていた。

その後、母の弥栄は行方不明となり、それ以来この屋敷は無人となったそう。

話を聞くと、匡近は実弥を探しに再度屋敷内へ。

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実はこの屋敷に生息する鬼は下弦の壱。

登場人物の紹介
姑獲鳥(うぶめ)
下弦の壱の鬼で自分の生家に生息し、子供たちの他、親に虐待を受けたり辛い過去を持つ人間だけを屋敷に誘い込み自分が母親になるのが目的で捕食する。
自身の腹の中をテリトリーとして衰弱させた上で母のように看病し、捕食することで母の胎内に還すと言う名目。
再生能力は高いが攻撃面はじわじわと衰弱させると同時に精神面を崩壊させる。

座鏡がある部屋に甘ったるい、腐ったような香しい香りが立ち込める香炉、匡近が座鏡の引き出しを開けると血文字で書かれた少女による「たすけて」の文字がびっしりと書き込まれたメモが見つかる。

座鏡を覗き込むと実弥と「下壱」の刻印の女鬼・姑獲鳥が対峙しており、ベッドに寝かされている衰弱した子供2人も見える。

実弥の攻撃は敵とは全く異なる方向に向けられていたのをもどかしく鏡の中から見ていた匡近が背後の香炉に気づき、壊すことで術を破ることに成功。

血鬼術が破られたことで実弥と匡近が再会し、人質の子供2人を避難させてから姑獲鳥へ向かう。

十二鬼月の下弦の壱と言うだけあり、戦闘能力・再生能力も高く、実弥が怪我を負ったところで稀血の効果を発揮。

鬼が強ければ強いほどその効果は高く、姑獲鳥も例外ではなくその稀血によって酩酊し、蹲る。

そこを匡近が頸を切りにかかるが、先ほど避難させた少女が飛び出して来て姑獲鳥の前に立ちはだかり匡近はとっさに攻撃の手を止めたことで姑獲鳥から斬撃を受けることとなる。

実弥がすかさず姑獲鳥の頸を切り、とどめをさす。

ここで任務は完了。

匡近は致命傷を受けており、のちに到着する隠にも手の施しようがなく、蝶屋敷へ運ばれずに屋敷に実弥と二人で残り最期の時を過ごす。

もう助かる見込みのない匡近は自分がいなくなってもっちゃんと飯を食い、ちゃんと寝て、みんなと仲良くするようにと実弥に向けての言葉を残して実弥の腕の中で息を引き取る。

————————– 風柱 不死川実弥の誕生 —————————–

十二鬼月を倒したことで実弥は柱に昇格することになる。

原作でお館様に立てついたあのシーンのあと、匡近の墓参りをしているところ。

匡近の遺書を読んだ実弥は太陽のように明るい匡近の悲しい過去を知り、弟が鬼に殺されたことで母の生死を振り切り鬼殺隊に入ったこと、そのため実弥のことを本当の弟だと思って接していたことを初めて知ることになる。

匡近は姑獲鳥を庇って飛び出してきた少女を避けるために攻撃の手を止めた隙をつかれて致命傷となった。

実弥が弟を鬼殺隊に入れたくない大きな理由に匡近や玄弥のように優しい人間は人のために犠牲になり、命を落としてしまうから。

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気になったところ

お館様がこの任務に実弥と匡近の二人を向かわせた理由について。

お館様は先見の明があり、ある程度予測できるため、二人で行けばどちらか一人は鬼にたどり着くだろうと二人で向かわせたと思います。

気になるのが二人は共に階級が「甲」であり、同じ呼吸の使い手で敵は十二鬼月と言うこと。

ここで下弦の壱を倒せば柱になれるのですが、実弥も匡近も同じ風の呼吸のため二人同時に昇格し、風柱が二人になることはあり得たのか?

お館様は匡近(又はどちらか片方)が死ぬのが分かっていたのか。

ちなみにこの時点で柱は悲鳴嶼、宇随、冨岡、カナエ、煉獄(父)だけなので二人とも昇格させても枠は空いていました。

まさか、同じ呼吸の使い手同士を柱にすることが可能なのか。

二人の力量についてついては作中で『159勝42敗6引き分け』と実弥の方が上であること、姑獲鳥との戦いの描写でも実弥の方が強いのが分かる。

お館様には匡近が死ぬのは想定外だったとしても、実弥が上弦の壱を倒して柱になる予感と言うか確証に近いものが見えてたのかも知れません。

長くなったので第二話~五話については別途触れることにします。

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